第14回 東北母乳の会 in あおもり
東北母乳の会 in あおもり
※記事が表示されなくなるトラブルがあり、6月6日(火)に投稿した記事を再投稿しています。
令和5年6月3日、弘前市で開催された東北母乳の会に参加してきました。
ハイブリッド開催なのでオンラインでも参加できたのですが、会場が弘前市と近いため会場参加してきました。
東北6県それぞれの代表者が『産後ケアの現状と課題』を発表しました。
小児科で産後ケア事業を提供している県もあり、目から鱗でした。フォローが必要と判断したお子さんをすぐに小児科医に繋げられるのは魅力的です。
どこの県も産後ケア事業を申請して利用するまでのタイムラグを課題としていました。
その点、大館市は最先端ではと感じたので産後ケア申請までの流れをご紹介。
母子手帳交付時に、産後ケア事業の紹介、実際の利用の有無は置いておいて利用する可能性があれば申請できる、もちろん結果的に利用しなくなっても問題なし。分娩施設入院中にも、産後ケア事業の説明があり、その場で申請できる。
※ちなみに妊娠中でも希望があれば利用できます。
わざわざ役所や母子センターに足を運ばなくても申請できるのは凄い取り組みのようです。
他の市町村もこの仕組みをどんどん取り入れてほしいと思いました。
基調講演は『医療ケア児支援に学ぶ親子を守る地域づくり』青森県立中央病院の網塚貴介先生。
網塚先生がセンター長を務める「小児在宅支援センター」では、気管切開や胃ろうなどにより医療的なサポートが必要な子が保育園や学校に通えるように、医療、教育機関と連携しながら改善策を検討してくれるようです。
働きたくても子どもを受け入れてくれる施設が見つけられないために働くことができないという方は、ぜひ一度相談してみてください。
私自身、今まで存在を知りませんでしたが、小児在宅支援センターの認知度が高まることで、医療的サポートが必要なお子さんとご家族の選択肢が広がってほしいと切に願います。